2018/12/16 20:00

【その昔・・】
ダイアモンドの
ラウンドブリリアント(round  brillian cut)は、
通常、直径2mmほどでも、58面体。
小さな小さなカット面が58個付いています。
上記のお品はシングルカット・17面だけ。
透明度が高く美しいです。

シングルカットと言えば、ちょっと腹立たしい(笑)思い出。
異業種から、宝飾業界入りたて、新人研修で
このカットを習いました。
58面は当たり前で、それ以上カット面を
どうやって増やして煌めきを向上させるかが
競争の末、60面体を越え、100面体以上の
ダイアモンドが台頭した時代。

会議室で、
ドキドキしながら「えっと、シングルカットは・・」と
口を開いたとたん
「今の主流じゃないでしょ、それ」と
営業男性に遮られた。
え、そうなの?
と思いながら、
「えーと、今は、とりあえず学んできたことを申し上げます」と
続けた。
中途採用のせいか、結構、図々しく、
あれこれと意見を通してくれた有難い宝石輸入会社での
経験でした。

当時、シングルカットを施したダイアモンドは
高級時計のフェイスにセット用と聞いていたけれど、
あれから〇十年、今や、
ローズカットを始め(バラの蕾のような)
古くて新しいカットとして復活、人気がある。

ダイアモンドは硬度(モース硬度10)が
あるから研磨熱と衝撃に耐えられるし、
モース硬度9のルビー、サファイヤ、
モース硬度61/2-7のガーネットも
美しい58面体のラウンドブリリアント
カットを施したものだけ扱うブランドがあります。
(国内ではチャーChar、ギメルGimelなど)

あなたのお好みは?
シンプル?ゴージャス?


ダイアモンドの紹介サイトとして
「ダイアモンドミュージアム」も気軽にご検索下さい。

本日もありがとうございます!

リサイクルジュエリーセールス担当
鈴木 直美。